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671 イングランドの章3 ヴァイオリンとの邂逅

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投稿日時
2020-10-31 10:49:38

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Lisu

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投稿者コメント
 己の持つヴァイオリンとは全く違う音色にライクの衝撃は大きなものだった。
 瞳をキラキラ輝かせ、大きなため息を吐くと。

「僕も弾きたい」
 と口にする。

 貸してやるだけだぞと勿体つけて、ライクにそっと手渡すと、ドキドキしながら肩にグァルネリを乗せ、渡されるまま弓を受け取った。
 ドキドキしているのか、震える指でそっと指板を撫でると、うわあと感嘆の声を発し改めて弦に乗せて弓を弾く。

 いつものライクのヴァイオリンとは違う、音割れしないグァルネリの低い音が響く。
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